エッセンシャル戦略的ブランド・マネジメント|デジタル時代に勝つ企業になる方法

デジタル時代のブランディング戦略が学べる本

この本は、デジタル時代のブランディング戦略について非常に役立つ本です。
モノを買う時代の「ブランド」とは全く違う、「今勝てるブランディング」について、分かりやすく解説されています。

特に、ベストセラーとなった「戦略的ブランドマネジメント」のなかでも重要なポイントを濃厚にまとめた1冊で、コストパフォーマンスの良い本だと思います。何度も増刷されている人気の高さからも、良書であることが分かりますね。

著者はブランド・マーケティングの権威ケビン・レーン・ケラー

著者はブランド・マーケティングでは世界的な有名人です。また、ダートマス大学を始めさまざまな場所で教鞭を取り、企業にもブランディングやマネジメント戦略の講義を行っている人物です。

こんな人におすすめ

  • 経営者
  • 起業家
  • 経営幹部
  • 人事
  • 営業
  • クリエイティブ職 など

Ao創業15年で年商300億へと成長したIT系企業の黎明期にマーケティング部で多くの新コンテンツ立ち上げに携わった経験を持つAoが独自目線で『エッセンシャル戦略的ブランド・マネジメント』をご紹介します。

戦略的ブランド・マネジメントとは

近年、またたく間に社会に認知され、業績を上げていった企業がいくつもあります。

デジタルシステムを活用したAmazonやFacebook、セールスフォース、スポティファイなどもそうですが、モノを販売する企業でも顕著な成長を見せる企業がいます

モノ造り大国日本の過去と今の市場を理解しやすいので、今回は製造メーカーの事例で時代の変化をチェックしましょう。


モノが売れにくい時代に爆発的人気の企業とは

モノが売れにくくなった現代において、爆発的人気の商品を販売する企業の事例を紹介します。

「Yogibo(ヨギボー)」

「Yogibo(ヨギボー)」というブランド名が急激に認知されていると思いませんか?

Yogiboはアメリカのビーズソファブランドなのですが、気づいたらTVスタジオとして銀座の店舗が使用されていたり、2021年に始まった女子サッカーのプロリーグのメインスポンサーになっているんですよね。

もちろん製品が人気ということはあると思いますが、それだけでこんなに一気に有名になり、なかなかの値段なのに売れるわけではありません。

そこには、ち密な戦略的ブランド・マネジメントがあったと考えられます。

BALMUDA (バルミューダ)

ほかにも、トースターで人気になったBALMUDA (バルミューダ)も、すい星のごとく現れ、一躍人気になましたよね。

5000円程度で買えるトースターが3万5千円でも売れまくったのです。

バルミューダは、トースター以外にもデザインに特化したさまざまな生活家電を発売。高級ホテルなどで使用されることでさらなるステイタスを獲得しています。

バルミューダの社長は元ミュージシャンであり、本社はいまでも東京の西にある武蔵野市にあるそうですよ。

これらは全て、戦略的ブランド・マネジメントの成功事例といえるでしょう。

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戦略的ブランド・マネジメントが必須の時代

かつて「ブランド」といえば、Guccil(グッチ)やHermès(エルメス)、Chanel(シャネル)といった海外ファッションブランドでした。かなり高額にもかかわらず、製品はすぐ完売。さらに価値があがるという循環がありました。

これは、マーケットが「モノを買う」時代に、良い品質のものを高額で購入するのがステイタスだったからです。

しかし、現在のニーズは、「モノを買う」時代から「素敵な体験を得る」自体になっています。

そこで製品を作ったり、在庫を抱えられたり、流通経路を持っていたりするだけでは、企業が勝てない時代になったのです。

現在は、「いかにユーザーに最高の体験を提供できるか」によって勝てる時代

たとえば、バルミューダは他のトースターと比較して、インテリアとして生活を潤し、たとえ冷凍のパンでもスチームで美味しく仕上げるという体験を提供します

さらに戦略的ブランディングにより、「バルミューダが家にある」だけ幸福感を得ることができるのです。

戦略的ブランド・マネジメントを学べば自社が革新する

『エッセンシャル 戦略的ブランド・マネジメント』には、デジタル時代、「体験」ニーズ時代のブランディングを行う方法が説明されています

戦略的ブランド・マネジメントを構成するものは、概要を説明すると以下の図のようになります。

戦略的ブランド・マネジメントを構成するものの図

組織的な理念(ミッション・ビジョン・バリュー)をベースに、顧客ニーズを正しく理解するマーケティングがあり、ユーザーにブランド・製品の価値を認知してもらうためのコミュニケーションがあります。

これらを社内で統一した意思の下、進めていき、社会に浸透させていくために何をなすべきなのか、『エッセンシャル 戦略的ブランド・マネジメント』にはこれらに必須な内容が網羅的に説明されています

関連記事:ブランディングの教科書: ブランド戦略の理論と実践がこれ一冊でわかる要約・感想レビュー

自社を変革させ、カスタマーサクセスを実現する戦略的ブランド・マネジメントを実践していきたい方は、ぜひ『エッセンシャル 戦略的ブランド・マネジメントを読んでみてはいかがでしょうか?

Ao

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エッセンシャル戦略的ブランド・マネジメント第4版

出版社 ‏ : ‎ 東急エージェンシー
発売日 ‏ : ‎ 2015/3/6

【目次】
第1章 ブランドとブランド・マネジメント
第2章 顧客ベースのブランド・エクイティとブランド・ポジショニング
第3章 ブランド・レゾナンスとブランド・バリュー・チェーン
第4章 ブランド・エクイティ構築のためのブランド要素の選択
第5章 ブランド・エクイティ構築のためのマーケティング・プログラムの設計
第6章 ブランド・エクイティ構築を目的としたマーケティング・コミュニケーションの統合
第7章 ブランド・エクイティ構築のための二次的ブランド連想の活用
第8章 ブランド・エクイティの測定および管理システムの開発
第9章 ブランド・アーキテクチャー戦略の設計と実行
第10章 新製品の導入とネーミング、およびブランド拡張
第11章 長期的なブランド管理