メタバースとは|ビジネスモデルやビジネスチャンスの基礎知識

Facebookは「メタ・プラットフォームズ」に社名を変更し、アリババグループはメタバースに関係する商標登録を急いでいるなど、世界が注目するメタバース。

メタバースとは何か。メタバースのビジネスモデルにはどんなものがあるのか。メタバースのビジネスチャンスはどのくらいかなど、メタバースの基礎知識を分かりやすくご紹介します。

メタバースとは

メタバースとは、インターネット上の仮想空間の世界で、世界中の人がアバター(かなり細かく設定する自分の仮のキャラクター)を使って交流し合うサービスのことです。

メタバースの特徴

特徴して一般的なオンラインゲームのように一つの世界観のなかで競い合うものではなく、現実世界と同様にアバターたちが暮らすもう一つの仮想の世界であることが特徴です。

オンラインゲームとの違い

近年、流行した『あつまれ、どうぶつの森』『マインクラフト』もメタバースに近いものがあります。しかし、これらのゲームはキャラクターやできることが限定された世界であり、メタバースという寄りのオンラインゲームの世界といえるでしょう。

仮想現実(ヴァーチャルリアリティ・VR)との違い

「仮想現実(ヴァーチャルリアリティ・VR)」も似ていますが、VRは「VR眼鏡をかけることで見える世界のこと」に限定された表現です。

メタバースはVRで体験することもあれば、2次元の場合もあります。

メタバースのイメージが分かる映画

メタバースを表現した有名な映画では『アバター』や『GATAGA』があげられます。

メタバースの語源
「メタバース」は『スノウ・クラッシュ(ニール・スティーヴンスン著)』の小説に出てくる言葉で、「Meta(超越した)×Universe(宇宙)」の掛け合わせの造語です。



メタバースのビジネスモデル

メタバースのビジネスモデルには大きく2種類があります。

  1. メタバースそのもののサービスを提供する
  2. メタバース内で商品やサービスを売る

1.メタバースそのもののサービスを提供する

著名なメタバースのサービス

  • Cluster
  • Roblox
  • VRChat

2.メタバース内で商品やサービスを売る

メタバース内でビジネスをするということは、1で紹介したようなメタバースサービスのどれかを利用することになります。

2022年3月時点におけるメタバースのビジネスモデルは、EC(イー・コマース)が最も多いといえるでしょう。

メタバースの収益化方法

ブロックチェーン

現在、メタバースの収益化の方法は、主に仮想通貨(ブロックチェーン)を利用しています。

今後、市場が拡大拡充していくなかで、どのような収益方法が可能なのか、あらゆる施策が生まれてくることでしょう。

リアルな世界でもキャッシュレス化が進んでおり、こうしたサービスと連動した収益化の方法も次々に生まれてくることが予測されます。

ビジネスチャンス

メタバースを活用したビジネスモデルはまだ限られており、その可能性は無限ともいえます。また、大きな収益を上げることも可能でしょう。

現在はまだ開発段階ということもあり、資金の潤沢な大手企業が主流ですが、技術やアイデアがあれば中小企業、あるいは個人でも大きなビジネスチャンスを掴める可能性があります。

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クローズドメタバースとオープンメタバース

メタバースには「オープンメタバース」と「クローズドメタバース」の2通りあります。

クローズドメタバース

2022年3月時点ではクローズドメタバースが主流です。

クローズドメタバースとは、1企業や1プロジェクトチームが生み出した1つのメタバースの世界で生きれる世界のことです。

そのほかのメタバース世界と行き来したり、1方のメタバース世界で獲得したものを別のメタバース世界へ持ち込んだり、現実世界に持ち帰ることはできません。

現在は、多くの企業が自社でメタバースを開発している段階であり、メタバース界のスタンダードになることを目指しています。

オープンメタバース

オープンメタバースとは、簡単にいうと現実世界とメタバースの世界につながりのある状態です。メタバースの世界で購入したものを、メタバースの世界外にも持ち出せる、所有物とできる状態を指します。

しかし、2022年3月時点でメタバースの世界で買ったもの(アバターも含む)をメタバースの外側にまで持って帰ることはほぼできません。このためオープンメタバースは、現時点でそう多くは存在しません。

しかし、将来的にオープンメタバースが重要になってくると予想します。いつか人々は、メタバースの世界で買ったものを所有物として現実世界やほかのメタバースの世界にも持ち出すことができるようになるのです。

オープンメタバースを作るには

現在、オープンメタバースを作るにはインフラの上に作る必要があります。
主なインフラは以下の4つです。

  • IDENTITY&OWNERSHIP
  • STANDARDS&PROTOCOLS
  • DECENTRALIZED GOVERNMENT
  • GLOBAL LIQUID ECONOMY

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メタバースビジネスの将来

市場は急速な拡大が予想される

メタバースのビジネスモデルはまだ完成されておらず、多くのグローバル企業がこぞって開発を続けています。

2024年メタバースの市場規模はおよそ7,800億ドルといわれており(※)、日本政府はメタバース先進国となるべく推進事業を計画しており、国内外多くの企業がメタバース市場を目指しています。

※出典:https://www.bloomberg.com/professional/blog/metaverse-may-be-800-billion-market-next-tech-platform/

VRにより現実以上の社会性を帯びる

メタバースの進歩と同時に、VR技術の向上や普及も進んでいくことが予測されています。現在、スマートフォンを子供から高齢者まで持つようになったように、ウェアラブル化したVR機器も発達し、1人が1台以上持つ非もそう遠くないかもしれません。

メタバースの早急なセキュリティと法整備が必須

メタバースでビジネスを行えるとなると問題になってくるのが詐欺行為です。また無秩序な世界が生まれてしまうと、さまざまな社会問題に発展する可能性があります。

拡大必須であり、1兆円以上ともいわれている収益が見込めるビジネスであるからこそ、早めの法整備は必須です。企業ごとのみではなく、行政も含めたほう整理とそれを取り締まる機関が必要になるでしょう。

ただし、インターネット上の法整備はいたちごっこになりがち。子の課題をどう解決していくのか、またせっかくバーチャルな世界が生まれたのに、現実と変わらぬ窮屈さになりすぎないか。プライバシーは守られるかなどの課題も山積みです。
それでも多く人が安心してメタバースの世界でビジネスチャンスを掴むためには法整備は欠かせないのです。

チャンスは無限大!早い者勝ちだけど、激しい下克上が予測される

メタバースでビジネスを行うには、現状、高い知識や技術、そして資金が必要だと思います。しかし、メタバースはまだ進歩の途上であり、どんな人にも大きなビジネスチャンスがあります。

やりようによっては莫大な利益を得られる大きなビジネスモデルとなることも可能でしょう。

ただし、SNSと同様にその争いは激しく、ユーザーのニーズや興味も次々と移り変わる可能性があり、いつでも下克上が起こりうるともいえます。

メタバースでビジネスを始めた方は、常に最新情報をキャッチしつつ、まだメタバース界にないアイデアを思考することが大きなカギとなるでしょう。