アマゾンの最強の働き方――Working Backwards感想・要約レビュー

Amazonの組織づくり

Amazonを知らない人は少ないのではないかというくらい、世界中で大成功を収めているAmazonです。

Amazonは1995年から拡大した企業で、世界的大企業となった今でもまだ右肩あがりという驚異的な組織力を持っています。

いったいなぜAmazonはずっと成長できるのか。

その秘訣をひも解いた本が、今回ご紹介する『アマゾンの最強の働き方――Working Backwards感想・要約レビュー』です。


アマゾンの最強の働き方――Working Backwards
 

この本を読むと徹底した最高の人材の獲得から独自の育成・コミュニケーションノウハウ、さらに顧客戦略を立てる方法など、Amazonが実践して成功している強い企業づくりの方法が分かります

さらに、著者が世界で大成をおさめた企業の上級管理職の人から得た学びも教えてくれますよ。

今回は、本当に強い組織、成長し続ける企業となるための参考になる本「アマゾンの最強の働き方――Working Backwards」をご紹介します。

この記事を書いた人

  • コリン・ブライアー:第4期目よりAmazonが世界的企業に急成長を遂げた12年間におよび、経営層としてリーダーシップを発揮してきた人物。CEOであるジェフの影とも称されるテクニカルアドバイザーである

 

  • ビル・カー:コリンの翌年入社で15年以上Amazonのデジタルメディア(Amazon music、Amazon prime videoなど)を生み出したひとりです

この本がおすすめな人

  • 企業の経営陣やリーダー
  • 起業家
  • コンサルタント

Amazonは大企業になっても成長し続けられる企業

Amazonとは
1995年創業のWEBサイトを窓口にネットショッププラットフォームからWEB映像配信サービス、電子書籍など幅広いサービスを世界で展開する企業です。

主なサービス

  • Amazon ネットショップ
  • Amazonプライム 
  • Amazon web servises
  • kindle
  • prime video

 

Amazonには「Working Backwards」の精神が息づいている

タイトルにもある「Working Backwards」。和訳タイトルは「Amazonの働き方」となっていますが、直訳すると「後ろ向きな働き方」ですね。

私的に翻訳を考えてみると「Backwards」は「振り返り」「逆の思考」という感じかなと思います。

さらに本の内容から考えると、「お客様はどんな理由で何を選択したかしなかったか」を考えて、それを元にサービスや提供方法を考えるというニュアンスだと思っています。

現在では比較的多くの企業が「顧客ファースト」や「ファンマーケティング」などを意識していますよね。

しかしこの本を読んでみると、AmazonのBackwardsにはもっと深く、顧客のニーズだけでなく潜在ニーズまで掘り下げて、そもそも今のサービスでいいのかということを疑って、顧客にとって最も最適な新しい仕組みやサービスを生み出そうという思いを感じ取れました。

とはいえ、新しい仕組みやサービスって、そうそう簡単に生み出せるものじゃないですよね?

でもAmazonはそれを創業からずっとそれをやっていきています。なぜそれができるのか。それがこの本に書かれている働き方なのです。

大企業は売上・従業員が増えると停滞するがAmazonはしていない理由

多くの企業は始めこそ右肩上がりになるものの、それがいつまでも続くことは難しいものです。しかし、Amazonは30年近く成長し続け、今なお世界中で売り上げを伸ばし続けています。

たとばグローバル企業である日立は、創業当初は茨城の山奥にあるそこまで規模の大きくない会社でしたが、関東大震災で京浜地域の工業地帯が大打撃を受けた際に、関東のインフラ整備や国の公共事業に製品や技術を提供し、一躍有名になり、大企業へと成長しました。

 

しかし、不景気のあおりをうけ業績が悪化。家電製品などをあきらめ、公的インフラを支える製品や海外に販路を見いだしたことで、その後復活を果たしています。

大企業でもこのように苦難の変遷があって、今なおグループ企業を維持しています。しかし、Amazonは創業からずっとまだこの世界になかった新しいサービスを生み出し、成長し続けています

その理由を、CEOであるJeff Bezosの両腕となる二人の人物がこの本のなかで語っています。

理由はずばり、Amazonは強い組織づくりを重視しているから

強い組織づくりはどこの企業でも行っているでしょう。しかし、Amazonほど細かく、仕組みとマインドを連動させて、全社員に実行させている企業はありません。

Amazonの強い組織づくり6つの重要ソース

0、土台 リーダーシップ
1、採用 人材の発掘と採用(バイ・レイザー方式
2、組織(シングルスレッド・リーダー)
3、コミュニケーション(パワポ禁止)
4、サービス開発(顧客から逆算する)
5、評価指標(インプットに基づく評価指標)

ここに6つのAmazonの強い組織づくりに欠かせない要素があります。詳しくは本書でお読みいただくのが一番よいと思いますが、そのひとつ「採用」について少しご紹介しましょう。

Amazonの採用の仕組み

最高の人材を獲得するための採用システムの構築

「最高の人材を獲得し、育成する」というのは、強い組織づくりの「採用」を実践するうえで重要なAmazonのマインド指針です。

最高の人材を獲得し、育成するためにAmazonは「ザーレイザー方式」の採用を行っています。

バーレイザー方式とは
バーレイザーとは、採用全体の監視を行う係のことです。バーレイザーが採用をするのではなく、採用担当者が「最高の人材」を選んでいるかをチェックする仕組みです。

なぜバーレイザーを置くのかというと、採用者個人の主観によって採用が行われないようにするためです。

多くの企業では、採用はその人材を必要する部署の責任者や直接かかわる先輩が面接しています。しかし、それでは面接した人個人の主観でしか人を判断できません

バーレイザー方式では、バイレイザーがAmazonの求める採用が行われたかどうかをチェックすることで、採用者全員が同じベクトルで人材を見極めることができるようになっています。

Amazonの採用方法

Amazonは採用に非常に時間や労力をかけ、最高の人材を採用しています。ここは一般的な企業とは大きく違うところであり、Amazonが強い組織になっている大きなポイントでもあります。

Amazonでは以下のような採用方法が取られています。

Amazonの採用方法

Amazonの採用の手順

  1. 人材募集時の募集内容が適切かをバーレイザーがチェック
  2. バーレイザー含む複数人で5~7回のループ面接
  3. 面接を行った人全員でフィードバック議論
  4. 採用

ここまで厳重な確認のもとで採用を行うため、採用された人は仕事と希望のミスマッチがなく、強い意志でAmazonを希望して入社してくる優秀な人材のみが厳選されるのです。

正直、5~6回の面接や、面接内容の厳しいチェックなど、とても厳しい採用が行われていることに驚きました。

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ここでは、1の採用に関してのみ解説しましたが、この本では強い組織づくり6つの重要ソースについてそれぞれどんなことを行っているのが書かれています。

ほかの5つも「そこまでやるのか」という独自のやり方が紹介されており、強い組織にしたいという管理職やこれから起業する方にはとても役立つ本だと思います。

Amazonは顧客の潜在ニーズにこだわったサービスで日常生活になくてはならない存在になっている

私がAmazonがもっともすごいと思うところは、知らないうちに利用していて、一度利用したら便利過ぎて日常的に利用する選択肢に常に入っていることです。

私は多くの書籍を読むためAmazonプライム会員に入りましたが、購入履歴を見れば書籍以外にも日用品から家具まで幅広い買い物をいつのまにかしていました。

とくに新型コロナウイルスになった際、東京都は「自分でネットショップで買い物できる人は、援助される食糧を申請してはいけない」という内容を見たとき、Amazonがどれだけ助けになったかわかりません。

また、prime会員なので見ようと思えばプライビデオで好きな映画やドラマも見れます。無料のものもおおく、最新作でも数百円で見れます。

つまり、生活のなかで何かが欲しいと思ったときに、ごく自然に欲しいものを提供されていたのです。

顧客として生活のなかに入り込んでいるAmazonを実感していましたが、この本を読んでその理由が分かりました。
AmazonはWorking Backwardsだから、なんです。

このマインドやそれを組織全体に実践させる方法は日本の企業やこれから起業する方、コンサルタントの方にも非常に役立つことでしょう。

興味のある方はぜひ、『アマゾンの最強の働き方――Working Backwards』を読んでみてはいかがでしょうか?


アマゾンの最強の働き方――Working Backwards

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