『トライブ=人を動かす5つの原則=』人で組織を成長させる方法 |感想・概要レビュー

人が自ら動き出す組織づくりを学ぼう!

「部下が不平不満ばかりで能動的に動いてくれない…」「自分はリーダーに向いていないから人を上手く動かせない…」と悩んでいませんか?

そんな人にこそ読んで欲しい本が『トライブ=人を動かす5つの原則=』です。

<こんな人におすすめ!>
・部下が思うように働いてくれない…
・人を統率するのが苦手…
・組織づくりに行き詰っている…

人を動かす力とは?

組織に属するあらゆる人がそれぞれの能力を生かして自ら動くように体系付けや仕組みを作り、組織を統率する能力のことです。

<こんな人は読むべき>
・経営者
・役職のある人
・リーダー

人財育成の秘訣と実践ノウハウが分かる本

たとえリーダーシップがないと思っている人でも、人とのコミュニケーションが苦手な人でも、部下やメンバー自らが動き、組織を向上させていくリーダーシップ能力を学べる本です。

ここで学べる知識
・従業員の意識を理解し、ステップアップさせるための手法が分かる
・部下が能動的に働き出す組織づくりの方法を知れる
・最高のチームを作り、維持、成長してくために必要な考え方を学べる

どんな人が書いている本?

この本は3名による共著です。

デイヴ・ローガン
ヘルスケア、不動産、ハイテク産業、政府などとの業務を率いるカルチャーシンクの創設者。大学や企業など数重の組織に管理教育を伝えている。2万4000人を対象にした10年に及ぶ追跡調査を実施し、トライバル・リーダーシップのメソッドを構築した

ジョン・キング
カルチャーシンクのコーチング事業とその研究開発を手がけた人物。大学で教えたり、個人でもコーチング実習を行ったりしている。全米で人気の主任教員、コーチ、教育課程指導者

ハリー・フィッシャー=ライト
カルチャーシンクのパートナー。小児科医であり、複数の病院理事や医師会会長も経験している。価値観に基づくパートナーシッププログラムを構築。多くの企業や大学でその知識を伝えている。


要約レビューを紹介します!

『トライブ=人を動かす5つの原則=』の内容を分かりやすくまとめて解説します。

第1部 トライバル・リーダーシップとは

第1部では、ローガンが長年の調査から見い出した、組織の中にいる人を5つのタイプ「トライブ(集団)」に分ける方法と、各段階の人間を統率するためのリーダーシップ作りへのロードマップが紹介されています。

ローガンは、組織で働く人々は、5段階のトライブのいずれかに入るといいます。このトライブは、職場やそこにいる人に対する満足度を表しています

多くの従業員は多かれ少なかれ不満を持っています。不満があれば、最高のパフォーマンスを出すことが難しいでしょう。

組織で働く人たちそれぞれのトライブが与える影響を知ることで、リーダーとして何を目標に、どう進んでいけばいいのかが見えてきますよ。

5段階のトライブ

ここで学べる知識
・リーダーとして組織にいる人を理解し、導くために必要な考え方
・リーダーとして成し遂げるとよいこと
・リーダーだからこそ不可欠な「気づき」

気づきを得ることで、新しいステージへステップアップ方法が分かりますよ。

具体的な実践方法
・部下のなかのどんな人を味方につければ、組織全体のステージを上げていくことができるのか

・組織の意識向上を維持し続けるために必要なことは何か


第3部 族長としてのリーダーシップを確立する:第4段階の定着

第3部には、リーダーシップを確立し、イノベーションを引き寄せ、ビジネスを発展させるために必要なことが分かります。

ここで学べる知識
・価値観を明確にし、共有することの重要性・
・価値観を表現し、組織を結束させる手法
・人間関係の構造を理解によるパワーバランスを活用法

このトライブの戦略を実践することで、組織に所属する全員が「人生は素晴らしい」と思う第5段階へと達し、組織の成長を加速させてくれるでしょう。

第4部 活力ある企業体を目指して(第5段階)

会社やグループが分かりやすい成長過程にいるときは、誰もが向上心を持ちやすいですが、ある程度組織が成熟してくると、トライブが下がってくる可能性があります。

しかし、トライバル・リーダーシップが上手く発揮できていると、組織の成熟に伴ってトライブの長老が出現し、第5段階の維持に大きく貢献してくれるといいます。

ここで学べる知識
・組織にいる人々のトライブを上昇させ、価値観が共鳴し合う組織づくり
・成功に必要不可欠なビジネスの将来像

第4部には、以下の付録もついていますよ。

付録
・トライバル・リーダーの早わかりガイド
・調査について
・著者について


勝手に成長し始める組織づくりのために読みたい1冊

私がこの本をすすめる理由は、経営者やリーダー自身が不満を持っていては、その組織が成長することはないだろうと思うからです。

 

一般的に、新卒であれ中途採用であれ非正規雇用であれ、入社ばかりの頃は働ける幸せや会社への感謝がある人がほとんどだと思います。

しかし、職場や仕事に慣れてくるほど会社への感謝を忘れ、不平不満を持つようになることが多いのではないでしょうか。

 

不平不満を持つと、個人は仕事への意欲を失ったり疲労しやすくなったりします。また、会社は成長が鈍り、離職者が増えて生産性が下がることもあるでしょう。

 

しかし、ただ会社に感謝しろといっても難しいでしょう。人は環境に慣れていき、感謝や客観的な良い側面の認知が難しくなっていきます。

 

そこで、トライバル・リーダーシップ(トライブを上げていくマネジメント)が実行できれば、働く人もやりがいを感じながら仕事ができ、その結果として業績アップが期待できます。

 

つまり、トライバル・リーダーシップを実践することで、ネガティブな連鎖からポジティブな連鎖へと組織を変えていくことができるのです。

不平不満→意欲の停滞→離職→人材不足

やりがい→充実→収益や給与の上昇→組織力強化

経営者やリーダーは、自分自身と従業員のトライブを理解し、トライバル・リーダーシップを実践していくことで、従業員が能動的に動き、活動する組織へと成長させていくことができるでしょう。

部下に満足できない、リーダーシップが取れないと悩んでいる人は、ぜひ一度、この本を読んでみてはいかがでしょうか?

組織は人間が作るもの。ぜひこの本を読んで、トライブを理解し、リーダーも従業員も働きがいを持てる組織作りに役立ててくださいね!