『スケーリング・アップ』感想レビュー|会社を急成長させる方法

事業・収益の拡大に必要な情報が分かる本を紹介します

会社は常に成長していかないと継続が難しいもの。
ですが、成長し続けることは容易ではありません。

しかし、会社を成長させるためのスキルは存在します。

今回は、事業拡大に必要なことを教えてくれる本『スケーリング・アップ 』をご紹介します。

こんな人におすすめ
・経営者・幹部
・起業家

個人事業主

この本で得られる知識

この本では、会社拡大に必要な4つのこと(人材、戦略、実行、キャッシュ)について、それぞれ段階的に行うべきことが分かります。

具体的対策を自社のケースで考えられるひな形として使えます。

リーダーが持つべき先読みの力
戦略の立て方
お金や人材の考えかた

著者は起業家コーチング実績30年

著者は、ヴァーン・ハーニッシュ。
毎年、北米、ヨーロッパ、アジアで「Growth Summit(成長サミット)」を主催している。

ヴァーン・ハーニッシュの経歴

世界的に有名な「EO(起業家機構)」の創設者
国際的な幹部教育・コーチング企業「ガゼル」のCEO
シンジケート・コラムニスト

フリーライターとして世界的大企業からベンチャー企業まで100社以上の会社と仕事をしてきたAOの目線でこの本をご紹介します

スケーリング・アップ (ヴァーン・ハーニッシュ著)

会社を成長させる段階的スキルがある

会社を成長させることに苦戦している企業は数多くあるでしょう。
しかし、段階的に実践することで、企業規模を拡大できるスキルは存在します。

この本『スケーリング・アップ』では、特別な能力がなくても会社を成長させられるスキルを、4つの要素に分けて説明しています。

会社を成長させるスキルを4つの要素
1、人材

2、戦略
3、実行
4、キャッシュ

それぞれの内容を見ていきましょう。

1、人材

会社を成長させたいなら、既存の人材が生かされ、増員していくことが必須でしょう。

会社を構成している主な人材を3つです。

リーダー
チーム
マネージャー

この3つの人材を上手く生かすことが会社の成長につながります。

役割を意識する

上記の3つにはそれぞれに役割があり、それぞれが自分の役割を「意識して日々の言動を行う」ことが重要です。

逆をいえば、自分の役割以外のことは、その役割の人に任せるということも成長には欠かせないのです。なぜなら、自分の役割以外のことに時間を割いていると、本当に進めたいことのスピード感がなくなり、成長を鈍らせる原因になるのです。

この本では、主な役割が紹介されています。

リーダー
・ボトルネックに対処する能力

・優秀な人材の確保

・競合相手より少し先を読む力

・お金に縛られない素早い判断

 

マネージャー
・コスト・人材・キャッシュ・戦略実行のマネジメント能力

◆リーダーシップについては下記の記事も参考にしてください。
『リーダーシップ・エッセンシャルズ』で成功体質になろう!

優秀な人材を獲得する

会社規模の拡大には人材確保が欠かせませんが、どんな人材でもよいわけではありません。そうはいっても優秀な人材の獲得に悩まれされる企業が多いのが現状。

この本では、優秀な人材をどうやって確保するのかという具体的な手法が紹介されていますよ。

2、戦略

会社規模の拡大を目指すために、みなさんいろいろな戦略を練っていることでしょう。しかし、その戦略は本当に正しいのでしょうか?

この本では成長戦略について、段階的に10倍、100倍に成長させる戦略が紹介されています。

社内戦略と社外戦略と個人戦略

一般的に事業拡大のために社外戦略ばかりに注力する企業が多い傾向にあります。
しかしこの本を読むと、社外戦略と併せて、社内戦略、さらに個人戦略もしっかり打ち立てて進めていく必要性が分かります。

社内戦略
主な社内戦略には、人材システムの構築が挙げられます。この本を読めば、人材システムを機能的にする8つの方法が分かります。

 

社外戦略
この本では、戦う業界を支配するために必要な戦略の枠組みを教えてくれます。これを自社の業界に当てはめることで、戦略を7階層に分け、計画的に進めていくことができるでしょう。

 

自己戦略
会社の成長は長期的なことであるため、目標がぶれないことも重要になります。この本では、ビジョンを1ページにまとめ、いつでも視覚的に目標や実行すべきことを認識できるようになるフォーマットが紹介されています。

3、実行

会社を成長させる実行ベースでは従業員全員が同じ方向に進んでいく必要があります。

この本では、実際にどういう風に実行すればいいのか、何を意識して行えばいいのかがまとめられているので、自社のケースに合わせて、実行プランを練ることができます。

たとえばこんな内容が分かります
リーダーは「先を読む力」を養う

メンバーは優先課題に集中する
実のある会議を実践する

実のある会議に欠かせないファシリテーション能力については、下記の記事も参考にしてください。

●ファシリテーションの教科書

4、キャッシュ

会社の成長とお金は密接な関係にあります。 なぜなら会社の成長には投資が欠かせないからです。

会社の成長に必須のキャッシュ
増員する人件費
戦略的投資
販管費の増加
外注費の増加 など

この本では、会社の成長フェーズで出すべき費用について説明されています。費用管理をしっかり行うことで、勝負時に必要な費用を出せるようにしておくとよいですね。

スケーリング・アップ (ヴァーン・ハーニッシュ著)

アフターコロナを生き抜くために

今回この本を紹介した理由は、感染症や災害など予期せぬ世の中を耐え抜ける会社経営が必要な時代になったからです。

2020年廃業率が増加傾向

「令和2年度(2020年)の中小企業の動向」とによると※1、負債総額1000万円未満の倒産件数は、2011年の東日本大震災に増加したものの、その後徐々に回復していました。

しかし、2020年新型コロナウイルス感染症の影響により、倒産する企業が急増。今後しばらくは、この影響を受け、厳しい状況が続く可能性があります。

会社のスタミナ確保が急務

日本はこの数十年を見ただけでも、予測できなかった事態が数多く起こっています。そこから見えてくるのは、会社にスタミナがないと、予期せぬ事態に耐え切れないということです。

会社の規模拡大はギリギリを保ちながら成長していくのではなく、より計画的な戦略とマネジメントに基づき、成長していく必要があるでしょう。

経営者や起業家の方は、この苦境を乗り越えるために、1日でも早く会社のスタミナをつける必要があります。

正しい方法でスピーディーに会社を成長させるために、『スケール・アップ』を読んでみてはいかがでしょうか?

今回ご紹介した本の購入はこちらから
スケーリング・アップ (ヴァーン・ハーニッシュ著)

※1出典:中小企業白書 2021 令和2年度(2020年)の中小企業の動向/中小企業庁