『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』 感想・概要レビュー|ついていきたい社長になる方法

「カリスマ性」を身に付ける方法が分かる本

従業員のモチベーションアップや能動的なチーム作りを行う社長理論は数ありますが、この本は「カリスマ性のある社長はどう行動するのか」について書かれた本です。

カリスマとは、人から信頼され、ついて行きたいと思われる存在のことです。

もしあなたが、カリスマ性のある社長になりたいのならば、『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』は大きなアドバイスとなるでしょう。

この本で得られる知識は?
カリスマ性のある社長に必要な資質
従業員を感情から動かす方法
社長としての成長に必要なもの
有能なリーダーのコミュニケーション術 など

著者は40万人以上にコーチングを行う人物

著者は、マイケル・マスターソン。世界中でサービス業・製造業・小売りなどのビジネスパーソンに指導を行い、年商50億円超えや100億円超えの企業も複数生み出している。著書に『大富豪の仕事術』『大富豪の起業術』『臆病者のための科学的起業法』などがある。

こんな人におすすめ
経営者
幹部
役職付きの人

もしあなたがカリスマ性よりも、従業員と同じ目線で寄り添い、積極的に働きかけるリーダシップで「自分の理想の会社作りをしたい」という場合は、以下の記事も参考にしてください。
『トライブ=人を動かす5つの原則=』人で組織を成長させる方法

IT界で誰もが知るカリスマ社長と、従業員と同じ目線で仕事をし、常に社員とのコミュニケーションを重視した社長、両方の下で働いた経験を持つAOが、独自の目線で『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』ご紹介します。

Ao

社員を動かす社長のカリスマ仕事術(マイケル・マスターソン著)

カリスマ社長に必要な2つの資質

多くの社長が「従業員がハイパフォーマンスで仕事をしてくれない」「与えているものへの感謝はせず、不平不満ばかりを言う従業員が多い」と悩んでいます。
しかし、社長としての資質を身に付けることで、その問題は改善できます。

社長の悩み

では、社長の資質とは何なのでしょうか?

この本では、社長には2つの資質が必要だと言っています。

魅力的なビジョン
強い説得力

これは、言い換えればカリスマ性がある社長の資質といえるでしょう。

ビジョンを伝える力を養うには?

カリスマ性のある社長の資質で従業員を動かすためには、ビジョンを明確にし、それを人に伝える力が必要になります。

そのうえで、人々により良く働いてもらうために“感情的知性”を考慮し、合意を得たうえで、「任せる」ということが非常に重要です。

AOの一言メモ

こんな会社にいた経験があります。
社長には明確なビジョンがあり、よい人材を集める能力もありました

しかし、能動的に働くよい人材ほど辞めていくのです。

 

原因は、社長が全ての業務を把握したがり、社長の承認がないと業務をすすめられないことでした。

 

これにより優秀な人材を雇っても、権限を与えられず、自分の能力を生かしきれない人材はやりがいを失い、別の条件のいい会社へと次々転職していくという悪循環が生まれていたのです。
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実例からも分かるように、優秀な人材に権限を与えることは、能力を生かし、信頼を得るために必要なことです。また社長が社長業に専念できるようになるでしょう。

Ao

社長は決断で洗練される

社長には、重要な決断局面が数多くやってきます。そのときどう決断すればいいのか、『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』には、決断を容易にする7つのステップが説明されています。見ていきましょう。

1、期限を設定する
2、理想を明確にする
3、「決めるか決めないか」を決める
4、決定を分析する
5、助言を求める
6、決定期限を守る
7、決定を実行する

この本に沿ってこの内容を実行していけば、難しい決断でも後悔なく決断できるようになります。

難しい決断は苦しいものですが、社長を成長させる機会です。ゆるがないビジョンを持って、ものごとを進めていける決断力を培っていきましょう。

社長特有の心構えを持つ

“人がついていきたくなる社長”になるために必要な心構えがあります
ここでは、本で学べることを「個人・対社内・対社外」に分け、必要な要素をまとめてみました。

個人
・社長に必要な直観力の養い方
・ワンランク上の社長としてのマナー
(手書きのありがとう)
・支援を乞うべき相手の見極め方
・メンターの見つけ方
・ビジネスを変えるアイデアの発想・分析方法
・時間の活用術
・心に届く伝える力

対社内
・有効な社員の動かし方
・適切なフォロー
・文化の形成と浸透方法
・「任せる」スキル
・生産性を上げる組織の改善方法
・人材トレーニング
・有益な会議にする方法

「会議を有益なものにする方法」については、下記の記事もおすすめです。
ファシリテーションの教科書―組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ

対社外
・ライバルを優位に活用する術
・交渉術
・嫌なことの伝え方

この本には、ほかにも社長が出会う局面ごとに必要なスキルが分かりやすくまとめられていますよ。

“人がついていきたくなる社長”であるには

カリスマ性のある社長がやるべきことは、社長は、社長としてやるべきことだけを明確にやるということです。
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多くの社長がどうしても実務的な部分まで深く入り込んで仕事をしてしまう傾向があります。

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しかし、社長は全体を見て、業界を見て、ビジョンの実現のためにどうすればいいのかを考えて、決断していく必要があるのです。
このことは、マルケトの元日本支社長であり、現在はSaaS系企業の日本支社立ち上げをサポートしている福田 康隆氏も自身のインタビュー※1のなかで話しています。
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この本には、社長業のなかで実践していくべきさまざまな方法が書かれています。

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人々に信頼され、ついていきたくなる社長にステップアップしたい方が、ぜひ一度、『社員を動かす 社長のカリスマ仕事術』を読んでみてはいかがでしょうか?

Ao

※1出典;Japan Cloud Computing(最終確認日2021/08/26)